子供を授けられた瞬間に初めて父

教育的な配慮がおよそ感じられない

教育実利思想が何でも学校にやってもらおうとする風潮を助長する幼稚園の先生はほとんどが女性。
いまの教育はあまりにも女性的である。
教員の方が多くなっている。
小学校も女性アメリカにも大学紛争がおこった。その原因究明にあたった学者たちが、女性教師のクラスで教育を受けた男子は、エネルギーを悪く蓄積させている。それが思春期に暴力の形をとって爆発するのだ、という見解を報告して注目されたそこへもってきて、家庭には教育ママがいる。たとえ男の教師ががんばっていても、いつも学校へ圧力をかけるのが女性であれば、男性の女性化は知らず知らずのうちに進行する抽象的なことを論じてもしかたがない。具体的に書く。まず、責任ということを知らない。自分の悪いときも女の人はだって……と鼻をならす。

父親の不見識に過ぎない

自分の悪くないときにかぎって、この責任はとっていただきますというせりふになる自分のこどもが非行に走ったとする。母親は学校が悪い、悪い友達にそそのかされてやった、むしろ、犠牲者だとわめく。学校は学校で責任をとらされてはたいへんとばかり社会のひずみがこういう生徒を生む。悪いのは政治である。教育制度である。などというとんでもない理屈をもち出して、したり顔をする学校はなるべく責任をとらされないようにというので、ことはどんどんやめるすこしでも事故をおこしそうな家庭も家庭でやらなくてはならないしつけまで学校におしつけるから、先生は忙しくて手がまわり切らず、落ちこぼれができる。公教育に対する形式的過信があるからこそ、公教育の存在理由を問われるようになってしまうという皮肉なことになった。
教育における女性的要素がいけないと言っているのではない。
教育はもともと、きわめて女性的な性格の強いものである。

 

子どもにおこづかいをあげている場合

生れたばかりの赤ん坊を見ても、これを育てる教育には母親がいかに大きな役割を果たすかがわかる幼稚園が女の先生でないとやって行けない現実があることも、多くの人が認めている通リである。小学校に女の先生がふえたからといっておどろくことはない。
ただ、男性的性格を忘れてしまうと教育は骨格を見失いかねない。目先の細かいことはやかましく言っても、長い目で人間の教育は何をなすべきかというようなことが欠落しては、泰山鳴動してねずみ一匹出ないかもしれない。教育熱が高まって教育はいよいよ荒れ乱れるというおそれもある。
家庭で父親と母親とが、おのおの違った役割をもってこどものしつけに当っているときもっとも効果をあげる。
教育について

小学校時代にがあるから下手ではなかったのだろう。

それと同じように公教育においても、男性的要素と女性的要素とが程よく調和したとき、もっともよい成果を望みうるであろう。学校に女性教員が多くなってきたのなら、それだけ意識的に男性的理念を導入する必要がある入試問題を改善すれば教育問題がすべて氷解するように考えるのは、もっと大局に立ってものを見てほしい。
間違いである。
そこに行くと、あまり学校好きではなかったと思われる政治家が教育について考えようとするのは大きな意味がある。豪傑もすくなくないようだから、教育の男性化にとってまさに願ってもない新風となろう。
家庭の教育小学校1年生のクラスが算数の勉強をしている。問題は

母さんサッカーボール買って!

「たろうくんがえんぴつを11ほん、はなこさんがえんぴつを三ぼんもっています。
ふたりのえんぴつをあわせるとなんぼんになりますか」
というのであるA君が手をあげた。
先生がどうしたときく。
「なぜ、たろうくんにはみょうじがないんですか、妙をことをきくものだと先生が苦笑していると、せんせい」
B君が手をあげる。
「ぼく、はなこさん、社会科ととり違えているのか。
みっびしえんぴつだけど、たろうくん、なにえんびつですか」
おかしい。
いまは算数の時間なのに、先生はうろたえるなおも、次々質問がでる。
いろえんぴつですか
けずってあるんですか、ないんですか
けずりきですか、ナイフですか
その間、A君はお母さんの約束のことを思い出す。お母さんは、夏休みに、高級鉛筆を1ダース買ってやると言った。それなのに、まだ買ってくれない。忘れちやったのかな。
お母さん、都合の悪いことはすぐ忘れるからな。こんどデパートへ行ったら買ってもらおうつと......。

子ども目線で楽しむ

母親のそうした意識いつデパートへつれて行ってくれるかな、お母さん。こんどの日曜がいいや。
食堂でお子様ランチを食べよう。あのランチ、ハタが立っている。あれ食べよう。日曜日にデパート……そのとき先生がA君をさした。

ハイツ、デパートです先生はふき出した。2+3がデパートとは前代未聞。
ブラスこれが算数音痴、算痴というやつだな。
こんどお母さんにも言っとかなくちゃ、と先生は考えるプラスイコールそのうち、お母さんが学校へ行くと、先生から宣告される。2+3=デパートと言うようでは先が思いやられる。理科系へ進むのはあきらめた方がいいでしょう。


母親のそうした意識 子どもの個人差についてその点でおすすめしたい 子供を授けられた瞬間に初めて父